トピックス:全国新酒鑑評会
H19 全国新酒鑑評会入賞 大吟醸 古伊万里
今年(H18BY)の造りは、気温も高く、米も昨年一昨年とはまた違う成分となり試行錯誤の毎日でしたが、全国新酒鑑評会に入賞でき喜んでおります。
酒造りを始めて5年、この3年は連続で入賞もでき吟醸酒造りがやっと解り始めたような気がしています。これを確認とし今後に生かしていきたいと思います。
吟醸酒のフルーティーさと軽快さ、口当たりよすぎて、ついつい盃が進みます!私も毎日は飲めませんが、いいことがあった日にはご褒美に大吟醸で乾杯です。
平成19年5月24日
古伊万里酒造有限会社
前田 くみ子
H18 全国新酒鑑評会入賞 大吟醸 古伊万里
昨年に引き続き入賞いたしました。 金賞には届きませんでしたが、酒造りの根幹が少し分かってきたような気がしております。
私が酒造りを始めてから4年、やっと成果がでてきたと嬉しく思いまた、正直ほっとしています。
今後ますます精進して、「うまい!」古伊万里の味を皆様にお届けしていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
平成18年5月29日
古伊万里酒造有限会社
前田 くみ子
H17 全国新酒鑑評会金賞受賞 大吟醸 古伊万里
この度全国新酒鑑評会におきまして蔵元として最高の栄誉であります金賞を頂くことができました。これもひとえに皆様方の温かい励ましとご支援の賜物と厚く御礼申し上げます。 私が酒造りを始めて3年目、蔵では創業以来100年で初めての受賞となりました。これも私の意見を杜氏はじめ蔵人さんたち受け入れてもらい、ベテラン蔵人の技と跡継ぎ娘の新風がうまくコラボレーションできたからだと大変うれしく思います。
吟醸造りは繊細な作業の連続です。秒単位の洗米、徹夜の麹つくりに寒本仕込み。真っ白なもろみの中から透きとおった泡が出たり入ったりする様子を見ていると「酒は生きものだ」とあらためて感じることが出来ます。そして、この酒の搾りでは、もろみを酒袋に入れ始めると蔵の中いっぱいにりんごのようなフルーティーな香りが広がり、今までの酒との違いを感じることが出来ました。
この3年間は思考錯誤の毎日、特に造りの間は体力と決断力が必要になります。
迷っても相手は待ってくれません。毎年違う米の出来ばえや気候、様々な条件をインプットした上での作業は想像以上の厳しさがありました。講習会や蔵見学に出かけ酒造りの先輩たちから多くのことを学びそれを造りに活かせたこと。近くに同年代の酒造りの仲間が多くいてくれることに私は恵まれていたと感謝します。
この6月には3年前に仕込んだ酒「純米熟成原酒秘窯の里(ひようのさと)」を新発売します。この酒は佐賀県原産地呼称管理制度のもと佐賀の水・佐賀の米で佐賀で造った酒として認証されました。金賞受賞酒とともによろしくお願いします。
酒造りは奥の深い仕事です。これから、清酒古伊万里の伝統の味を守りながらいっそう精進し、皆さんに笑顔で飲んでもらえる酒を造り続けていきたいと思います。
平成17年6月1日
古伊万里酒造有限会社
前田 くみ子